史上最低のドラえもんのED誕生か

ついにうわさとなっていたことが正式発表された。

辻&加護Wが「ドラえもん」テーマを歌う

 8月にモーニング娘。を卒業する辻希美(16)と加護亜依(16)の新ユニット、W(ダブルユー)テレビ朝日系人気アニメ「ドラえもん」(金曜後7・0)のエンディングテーマを歌うことになり5月31日、同局から発表された。 
 ♪ナマズはうろこがな〜い…という2人の元気な歌声から始まる「ああ いいな!」で、つんく♂(35)が作詞作曲。4日放送分からお茶の間に流れ、Wのモー娘。卒業後初シングルとして8月18日に発売される。

 ドラえもんの大ファンだった2人は「エェ〜!? ウソォ〜!? うれし〜いっ」(加護)と大感激で、「元気と勇気を伝えたいなー」(辻)と気合が入っていた。Wは今月2日、昭和に活躍した女性デュオの名曲をカバーしたアルバム「デュオU&U」も発売する。(SANSPO.COMより)

現時点ではまだ曲を聴いていない。こういうケースの場合、作品にふさわしい曲であれば歌手についてはこだわらないと比較的寛大な目で見ていた。しかし、今まで発表されてきた彼女らの曲と、上の記事中にある、「♪ナマズはうろこがな〜い…」というフレーズで既に脱力感は十分である。今回はマジ切れするよ。過去に「ラーメン大好き小池さんの唄」を作った つんく であってもだ。あいつらだけは吉川ひなの以上にドラえもんに来てほしくなかった。A級戦犯は誰だろう。最終的な責任は無能の木村Pだろうか。AJIもそうだが、吉川ひなの、東京プリンで全く懲りてはいなかった。ドラえもんの事をまだ表面的にしか分かっていない子供がターゲットか。それとも、いつもの話題作りの起用か。ドラえもんファンではなく藤子ファンでモー娘。とその周辺のファンな連中ってどれくらいいるのだろう。

つんく♂から公式で今回の件についてコメントが出ている。

(前略)人間誰しも、「朝起きたら、○○○○になってたらいいな〜」って寝る前に想像したりしますよね。 

今回の「W」は、他愛もない些細な夢から、無限の夢まで、女の子の様々な欲望と日常を曲にしました。 

普段、通学途中にどんな王子様と出会うかわからないので、精一杯、背伸びして、おしゃれして、背筋伸ばして、リップ引いて、でも、地元の駅まで帰ってきたら、ちょっと「ほっ」として、近所のおばちゃんと立ち話して、で、帰り道、どこかの家からカレーの匂いがしてきて・・・ 結局寝る前「また、明日素敵なあの人にあえますように!」 とまあ、それを「なまずのぬいぐるみにおまじない」かけて就寝。 

なんのこっちゃわからないかもしれませんが「楽しい曲です」 是非聴いてください。 そういう意味で「のび太くん」の夢を叶えてくれるドラえもんのテーマ曲であるというのはとても意義のあることだと思っています。(後略)

もうね、コメントからして悪臭がぷんぷんする。『人間誰しも、「朝起きたら、○○○○になってたらいいな〜」って寝る前に想像したりしますよね。 今回の「W」は、他愛もない些細な夢から、無限の夢まで、女の子の様々な欲望と日常を曲にしました。 』というコンセプトがドラえもんのエンディングに流れるテーマソングとは全く無関係なのは明らかである。また、『そういう意味で「のび太くん」の夢を叶えてくれるドラえもんのテーマ曲であるというのはとても意義のあることだと思っています』なんて書いてる時点で既に日本語からしておかしくないか?

今回の歌の話題からはそれるが、近年のアニメドラは既にオリジナル作品の放映がほとんどとなり、原作にあるような本当の面白さはとうの昔に失われている。しかしながら、原作付きアニメ作品の場合、アニメの評価がそのまま作品全体の評価になってしまっているケースが多く、結果として、アニメドラ=ドラえもんの全てととらえている人も多いような気がする。ドラえもんであってドラえもんではないのだ。もし、自分に子供の生まれたなら、もちろん今のアニメドラなんて見せませんよ。あくまで一例だが、隣に住んでいる小学校低学年の女の子はドラえもんを見ていない。理由はもちろんつまらないからだそうだ。

とりあえず、関係者は大杉久美子堀江美都子あたりの純粋な歌声をよく聴いて悔い改めることを希望する。こういう記事を読んで、「また懐古厨が・・・」とか思うのなら思ってもらって結構。懐古厨とは本当に便利な言葉だよな。一言で片づけられるのだから。

さて、今週の金曜日は一悶着ありそうである。もっとも、受け手側も度重なる変更に飽きたのか、それともそっぽを向いたのか、東京プリンの時には各種媒体で大きく取り上げられネット上でも大論争を引き起こしたものの、最近は、話題自体にあまり上らなくなっているような気がする。