げんしけん 第1話

月刊アフタヌーンの原作を連載第1回で目にして以来、待望のアニメ化である。っていうか、本当にアニメ化されるなんて思わなかったよ。しかも劇中アニメのくじびきアンバランス(以下くじアン)とセットで。監督はあの光と水のダフネ池端隆史、シリーズ構成はぴちぴちピッチ漫画版シナリオ担当の横手美智子ときたもんだ。脚本にはぴちぴちピッチスタッフも何名か名を連ねている。主題歌には日本ブレイク工業社歌でおなじみの萬Z。原作漫画を読んでいると自分にも思い当たる節があるので痛すぎて笑えない部分もあるんだけどさ。

さて、いきなりくじアンのプロローグから始まり、UNDER17の歌うくじアン主題歌が流れ、そのスタッフロールも週間少年マガズンとなっていたり笑える。前半くじアン、後半げんしけんの構成でいくのかと思いきや、OP終了後げんしけんに切り替わった。くじアンを自宅で見ていた笹原というシチュエーションである。あとはほぼ原作通りの展開。本当にFFとラピュタ花の子ルンルンの着メロまで流してくれたし。ただ、原作にあった笹原のガンダム台詞パロはなかった。ケロロ軍曹と違って制作会社が違うので無理だったか。現視研部室に飾ってあるフィギュアには君が望む永遠の遥がそのまんま使われていた上に、EDでもしっかり協力としてクレジットされていた。原作ファンとしては最初から最後までうれしい作りで来週以降にも期待が持てる出来であった。

ただ、ほぼ全員、声に違和感を感じた。原作を読んでいるときになんとなく頭の中で想像していた声と見事に全員違う声なのだ。時間の問題で解決すればよいのだが。