ドラえもん 新声優公式発表、そしてドラえもんの声初披露

21世紀の『ドラえもん』を受け継ぐ
フレッシュな声のキャストが、ついに決定!!

テレビ朝日 公式)


土曜日に発表されて、日曜日の朝刊やWebに掲載される。やはり、3月11日金曜に新声優情報がネットに流出したためあわてて発表したのだろうかという印象は否めない。前回のエントリにも書いたけど、このような形で明らかになってしまって、本当に残念である。

新声優が明らかになった3月11日夜から、数多くのブログ・日記・掲示板を見て回ったが、感じたのは、「ジャイアン役の子が14歳に見えない」や「一人も知らない」という声の多さである。水田わさびは現行のドラえもんに脇役で頻繁に出ていて、エンディングクレジットで名前を目にする機会も多かったのだが。一般人とアニメオタクの差を感じた。むしろ一般人にとっては一人も知らない方が好都合だったかもしれない。正直、大山のぶ代は表舞台に出過ぎたような印象もあったから。このことはいずれ書くことになると思う。

お子様に教えるには、次の示す役の方がわかりやすいかも。

水田わさびドラえもん役)
ミルモでポン!ケパパタコス
かかずゆみ(しずか役)
東京ミュウミュウミュウミント(藍沢みんと)
関智一スネ夫役)
ふたりはプリキュアメップル

ただし、上記3名の声優は様々な声を出せるので、上で挙げた役の声をそのまま出すとは限らない。特に関智一は。なお、のび太役の大原めぐみと、ジャイアン役の木村昴に関しては、どんな声になるのか全くわかりません。

スポーツ報知の記事では詳細なプロフィールも載っていて一番充実している。結果的には芸能人やテレビ朝日アナウンサーの起用を示唆したのも、注目度を上げるためのエサだったのかもしれない。

本日テレビ朝日で放映されたスクランブルで、愛・地球博の3D映像が流れ、水田わさび声のドラえもん初披露となった。その声を聴いた印象は、ドラえもんのびっくり全百科*1で故・高橋和枝が演じた黄色いドラえもんにちょっと似てるというものだった。また、シンエイ版オバケのQ太郎天地総子声のQ太郎にも似てる気がした。ネット上では声が高すぎるという意見もあるが、大山ドラえもんも1980年代中盤くらいまでは今より高めの生き生きとした声だった。昔から見続けている身にとっては、今の大山のぶ代の声は低すぎると思っていたし。

大山のぶ代の声に似せず、それでいてそんなに違和感は感じない、ほんの少し声を聴いただけではあるが、絶望感は全く感じず、期待が持てそうな声ではあった。問題は、原作漫画に近づけるとの方針が示されたキャラクターデザインとアニメ本編である。

ところで、愛・地球博の3D映像。BGMでかかっていたのは「ドラえもんのうた」のインストロメンタルだった。音楽は菊地俊輔のままなのだろうか。それとも、主題歌のみ引き継がれて交代するのだろうか。

あと、ネット上には再び怪しげな情報が錯綜しているが、常に疑いの目を持つことを忘れないように。ここでは詳しくは書かないけど。



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*1:1980年1月2日放送。青いドラえもんが、生まれたてで耳をかじられる前の黄色いドラえもんと対決する内容。1988年12月31日の大晦日特番で再放送された際に録画済。また、DVD ドラえもんコレクションスペシャル 春の4 [DVD]に収録されている。