わさドラ いよいよ本日スタート

ついに本日、水田わさびドラえもん(通称:わさドラ)がスタートした。少なくとも、1ヶ月、できれば3ヶ月程度は様子を見ないと、大きな判断は下せないが、本日の放送を見た限りでは、なかなか期待が持てそうである。

今日の放送でまず注目したのは、脇役のキャストであった。高山みなみスネ夫のママ役に決まったことは既に明らかになっているが、残りのキャラクターは不明だった。

のび太のママ:三石琴乃
のび太のパパ:松本保典
しずかのママ:折笠愛
幼いのび太門脇舞

のび太のママは、かつてセーラームーンこと月野うさぎを演じた三石琴乃である。まだそんなに年を重ねているわけではないが、もう、セーラームーンの高い声は出なくなってしまったのかと少々悲しくもなった。のび太のパパ役の松本保典は、一般的にはサザエさんのノリスケが有名か。もっともノリスケを演じるようになってからそんなに日は経っていない。しずかのママ役は折笠愛である。折笠愛と言えば、地声は色気のあるオバサン声だが、少年声には定評があり、世界名作劇場では、小公子セディロミオの青い空と主役を2回も務めている。

このように、主役級は新人または中堅で固めて、脇役にベテランを配置した格好になっている。門脇舞は若手声優だが、今後も幼いのび太の出番がある時は出ることになるのだろうか。ゲストキャラでは川澄綾子松井菜桜子が出演していたのが目に付いたが、今後も定期的に出演することになるのか、それとも、今回限りなのかはわからない。

そして、本編である、とにかく、原作絵を活かしたキャラクターデザインが秀逸。ぼくドラえもん23号ではじめて見たときには少々目が大きいかなとは思っていたが、動いている絵を見ると、気にはならなかった。キャラデザを担当した渡辺歩といえば、大山ドラでは、グンニャリ作画に代表されるように、あまりいい印象は持っていなかったが、このデザインはいいと思う。本編の中身も、完全に保護者化していた大山のぶ代ドラえもん末期と異なり、1980年代中盤以前は大山版でも描かれていた、のび太の友達としてのドラえもんが帰ってきた。

一本目の「勉強べやの釣り堀」では、原作にないシーンとして、ドラえもんのび太が大ダコに襲われるシーンが追加されていたが、ドラえもん役の水田わさびは、わがまま☆フェアリーミルモでポン!わんだほうにおいてタコ型ロボットのタコス役を務めていた。まさかスタッフの狙った演出ではないかと思ったが、単なる偶然であろう。

声については、違和感を感じるのは当たり前だと思っていたが、思ったほど違和感は感じなかった。事前に声が公開されていたというのもあるだろう。これからも違和感は完全には抜けきれないと思うが、それでも、2本目が始まった頃には、だいぶ慣れてきた。この件については、改めて、別のエントリを立てるつもりである。

もちろん、全部に満足しているというわけではなく、いくつか不満点もある。
女子十二楽坊による演奏だけのOPである。やはり、演奏だけだと物足りない。半年程度で変更になるのではないか。次に、不満点というか、慣れの問題かもしれないが、おじゃる丸を連想させるような、手書きタッチの背景である。キャラクターが背景から浮いているような気がしたのだが、これもいずれ慣れるのだろうか。

ぼくドラえもん23号やTVぴあ4/13号に掲載された監督のコメントにあるように、原作漫画が好きな人達が、作ってるという事は感じた。原作漫画の持つ面白さを子供達に伝えていこうという気概を感じた。この方向性で行く限り、メインの視聴者である子供達に、藤子作品の面白さを伝えていけると信じている。

近年は、キャラクターとしてのドラえもん人気が強まっていたが、これを機会に作品としてのドラえもん人気が帰ってくることを期待したい。