わさドラ第10回「好きでたまらニャイ」「王かんコレクション」
今日は2本とも大いに楽しませてもらった。
- 「好きでたまらニャイ」
ドラえもんとのび太の立場が逆転。恋をしてしまい我を失うドラえもん。それを見て、役に立つのか立たないのか微妙なアドバイスをするのび太。友達として会話をするドラのびは見ていて微笑ましい。ドラえもんから好きな猫ができたと聞かされておかしな表情を見せるのび太は原作通り再現されていた。
ドラえもんとのび太の関係が母と子のようになり、ガールフレンドがミィちゃんで固定化されてしまった、大山ドラ後期ではできなかった話。
- 「王かんコレクション」
昔、描かれた作品を現代にアニメ化する場合、現代では絶滅しているものを変更してしまう場合がある。たとえば、先日放映されたブラック・ジャックでは、原作漫画ではアマチュア無線だったのを、インターネットに置き換えていた。しかし、今回の場合、現代ではほぼ絶滅している王冠が変更されることがなかった。このことは大いに評価したい。この手のケースは、変更されたものは不自然になる場合がほとんどである。不自然になるくらいなら、そのまま描いてしまった方が良い。さて、現代の子供には馴染みがないものではあるが、どのように映ったであろうか。そういえば、ラストにオークションのシーンがあったけど、原作にはなかったシーンだったそうで。最近、読んでいなかったから忘れてたけど、違和感がなく溶け込んでいた。今度もこのようなアレンジが入ることを期待したい。特に、そのままでは尺が足りなくなる原作をアニメ化する場合は、必然的になんらかのオリジナルシーンを入れざるを得ないので。
話は変わるが、今週放映されたミルモでポン!ちゃあみんぐ第9話に水田わさびが演じるタコスが再登場した。感動の再会そっちのけでミルモにボコボコにされ、女装させられたあげく、最後は放置されて終わるあたり、スタッフはわかっている(笑)。以前、ドラえもんのレギュラーになったら他のアニメには出られないとか書いている輩をどこかで見かけたが、大山のぶ代がドラえもん以外のレギュラーを断っていた事から派生した根も葉もない噂であろう。