2005年総括と・・・

タイトルには書いたものの今これを書いてるのは2006年。でもエントリの日付は12月31日にしておく。さらに、総括と言っても、2005年は私生活と趣味の両面において、あまりにも怒濤の連続で、一つ一つを列挙して書いていくこととはできない。

2005年も後半を過ぎるとブログの更新頻度が激しく落ちたように、日常生活におけるブログの優先順位は相当下になっている。書くネタに関しては以前と変わらず山ほどあるが、優先順位が下になると時ばかりが過ぎていき、実際に投稿される事が減ってしまったわけである。掲示板の投稿に関しても同様である。非常に申し訳ないのだが、いくつかの掲示板において、返信が必要なレスをいただいたにも関わらず、返信をしていないものがある。ここで言い訳しても仕方がないが、いくら感覚が空きようが、レスを永久にしないよりはした方がいいに決まってるので、いつかはレスを返そうと思ってる。

2006年は優先順位が上がるのか下がるのか。どうなるのかわからないので保証できない。

ドラえもんの今後に関して書くと、アニメに関しては、はっきり言って、質の高いものは求めていない。改悪になるような変なアレンジを入れず、原作をトレースしていれば、多少の出来の悪さにも目をつぶり、それでいいと思っている。もちろん、間の取り方は漫画とアニメとでは全く違ってくるので、忠実にアニメ化すると言っても、間の変換作業は必要になる。この変換作業の善し悪しが非常に重要なのだ。

それだけ、末期大山ドラのオリジナル脚本話は本当にひどかったと思ってる。あの一連の作品群は、作品としてのドラえもんにとって、何ら利益をもたらしていないと思うのが自分の印象である。

アニメの放映を続けることは必要だ。絶対廃れるから。子供の一日も忙しい。漫画を買って読む事はますます難しくなっている。金銭的にも時間的にも。お金がかからず毎週チャンネルを合わせれば見ることができるテレビにおいて、漫画を読まなくても藤子作品の魅力がわかるような作品作りを心がけてほしい。

藤子・F・不二雄原作話は、多くの名場面や名ゼリフを産み出した。名場面や名ゼリフは。原作が生活ギャグ漫画であることを象徴するように、感動系だけにとどまらず、むしろ。ギャグシーンの方が多い。だが、アニメオリジナル話で、ある程度年齢を重ねてきても語り継がれるような名場面・名シーンがどれだけあっただろうか。それが私には全くわからない。だから、オリジナル脚本の短編や長編映画の価値を見いだせないでいる。21世紀に入って既に5年が経過した。オリジナルにしか触れてない世代がそろそろ中学生や高校生になる頃だ。

今後、ドラえもんを扱ったものとして読みたい物がある。藤子・F・不二雄氏が亡くなった後の、南海大冒険からワンニャン時空伝までの映画、または、原作漫画の存在しないアニメオリジナル話を深く考察し、位置づけを語ったり、何をもたらしたかについて、様々な角度から深く掘り下げたり研究する物である。これは是非読みたい。原作や漫画家そのものに対しての研究物は、個人サイトであれ、同人誌であれ、言い方は悪いが腐るほど出ている。しかし、上に挙げた、俗に言う、末期大山ドラについてまともに扱ったものは見たことがない。もしあれば教えてほしい。わさドラを「今時の劣化アニメ」と言い切ったり、感情的に叩いたりする人達にこそ、書いてもらいたいものだ。媒体は個人サイトでも同人誌でも何でもいい。ただし掲示板は書いたことが流されてしまい残らないことがあるので、できれば避けたい。

そのような読み物か研究物が現れる日を気長に待つことにしよう。



今年一年 MISTTIMES.com をご覧頂きありがとうございました。それでは皆様良いお年を。