「涼宮ハルヒの激奏」チケット狂想曲 Part.2

本日10時よりローソンチケットとチケットぴあで一般販売開始。

先行販売でかなりの枚数を売ったとの情報が出ており、一般販売で何枚販売されるのか不安要素ばかりであった。また、24日には追加出演者として朝倉涼子役の桑谷夏子が発表され、ますますチケット争いが激化するのは避けられなかった。しかし、安西先生が「諦めたらそこで試合終了だよ」と言ったように、こんなところで諦めてはいられなかった。

22日未明にようやくネット先行販売が売り切れて以降、一般販売の情報を可能な限り集め、ローソン店頭に設置されているロッピーで挑戦することにした。チケットぴあだと店舗が少ない上に1番目に並ばないとまず不可能。1番目に並ぶためには徹夜は必須だからである。自宅近くにはぴあ店舗が無いというのも理由の一つではある。10時前から受付をしてるか否かなど現地調査も必要になっていた。一方、ロッピーの場合、1番目に並ぶために徹夜する必要はなく、10時少し前に行っても1番目を取るのは容易である。自分がいつも行くローソンは、ロッピーを使っている人間を見たことがなかった。

なお、ネット経由での予約は最初から候補から外していた。というのも、一昨年、阪神×ロッテの日本シリーズのチケットを買うため、ネットからチケットぴあにチャレンジしたところ、10時少し前からサイトが非常に重くなり、ようやく接続できた時には第6戦と第7戦のチケットしか残っていなかったからだ。

電話経由も似たような状況ではあるが、こちらは前回と同様、弟に協力してもらうことになった。

というわけでロッピーを使う事を決定してから、連日ローソンに通って、操作方法の連中をした。同じ店だと怪しまれるかもしれないので、別の店舗に行ったりして当日に備えた。

そして、いよいよ、本日。余裕をもたせて9時25分頃にローソンに到着。誰も並んでいないと事を確認する。もし並んでいたとしても、別の店に回る時間も考慮した。何も買わずに待つのもなんなので、ホットコーヒーを買って待機。なお、ロッピーが不測の事態になった時の事を考え、携帯電話からチケットぴあとローソンチケットに電話またはネット接続でアクセスできるように準備もしておいた。

9時35分、後ろに一人並んだ青年がいたのだが、いきなり自分に話しかけてきた。

「すみませんが、何のチケットで並んでいるのですか?」

少し恥ずかしかったが、「ハルヒ」である事を答えると、その青年は

「実は、僕もなんですよ。」

と言った。近所にも同業者がいたのか。その青年は続けて、自分の分と合わせてお願いできないかと頼んできたのだが、人数選択をしている間に数秒のロスが発生する事を考え、泣く泣く断ることにした。そして、近所のローソンの場所を教え、お互いの検討を祈って別れた。

10時までは別のロッピーの前に待機したアベトンボとメールで連絡を取り合った。

10時少し前になると、数人の人間が後ろに並んだが、見た限り、ハルヒ目的には見えなかった。とはいえ、ロッピーの前に自分以外の人間がいるのを初めて見た。

10時。いよいよ戦闘開始。チケットを選択し、人数を素早く変えて、決定を押す。

「問い合わせ中です。しばらくお待ちください」

・・・・・・。

「しばらく」が妙に長い。混んでるのか?

・・・・・・。

「応答がありませんでした。しばらく待ってもう一度やり直してください」

_| ̄|○

何回かやり直すが、同じ画面の繰り返しである。

10時03分。アベトンボよりチケット完売とのメールが入る。どうやら、向こうのロッピーは繋がったようだ。こちらは相変わらず繋がらない。落ち着いて考えてみるとこの時点で諦めて次の人に譲るべきだったんだろうけど、まだ繋がらず。

10時13分。ようやく繋がり、「予定人数に達しましたので終了いたしました」との画面が表示されたのであった。

自宅に帰ると、弟はまだチケットぴあに電話をかけ続けていた。本当に申し訳ない!!




安西先生、激奏行きたいです・・・。