SoftBank 932SH 本日発売

というわけで、家電量販店に出向いて実機をいじり倒して923SHと比較しまくってきた。

まず目立つのはサイクロイド部分の厚み。段差が無くなった事は素晴らしいのだが、全体的に厚みが増す分だけ、頭でっかちになった。長さが923SHより4mmほど短くなっているとの事であったが、体感的には感じられず。

923SHは簡単にサイクロイド部分の向きが変えられる、もう少し硬くても良いのではないかと思うくらいである。932SHはやや硬い。両機種とも中途半端な印象でこの間くらいがちょうど良いのだが。

932SHはサイクロイド稼働部分にゴミが入らないようにシャッターが自動で降りるようになっているのは好印象。これ考えた人、すげーよ。

サブディスプレイは発表時は923SHより大型化したように見受けられたが、実機を見てみると表示面積に大差がなく、1段表示が2段表示になったのと引き替えに横方向の表示数が約半分になってしまった。920SH以前の機種で可能だった電界表示、年月日の同時表示は不可能のままである。下位機種の830SHや831SHの方がサブディスプレイが大型なのは解せない。根本的な問題として、常時表示ができない有機ELは何とかならないのかね。メール着信時のランプはサブディスプレイの上部にあるのだが、923SHより暗くやや分かりにくかった。この点は923SHが勝ると思う。銀縁の一部がハーフミラーになっていて、そこに着信時のランプがあるのだが、光らない限り存在に気づかないデザインだったからね。

次にメインディスプレイを見てみる。初期設定はきせかえアレンジONとなっていたのでOFFにして全体的なレスポンスをチェック。ネット上に早くも寄せられている書き込みを見ると、923SHより改善されていたとの声があったが、何となく早くなったと思った程度。もっとも、923SHでもっさりが顕著になる長文メール作成時のテストが出来なかった為、断言は避けておく。絵文字が923SHQVGA拡大表示からVGA表示で綺麗になっていた。923SHはきせかえアレンジをOFFにすると、メインメニューが縦3列横4列とはならず、縦12列となっていたが、932SHは縦3列横4列のままであった。SoftBank 3G におけるシャープのVGA液晶以上搭載機は電卓がQVGA表示時代のまま全画面表示ができないのが難点であったが、932SHはようやくWVGA+に合わせて全画面表示になった。しかし2G時代の電卓に標準装備だったTAXボタンは今回も搭載されなかったのは残念。

ワンセグ2画面表示については無理矢理付けたような気がしないでもないが、923SHであまりワンセグを見ていない現況を考えると、微妙な進化ではある。

CCD800万画素カメラも試し撮りを行ったが、CMOS520万画素の923SHとは明らかに違う。カメラの性能差に関しては悔しい。メモリカードはもちろん装着されていないので本体メモリの画像フォルダを開いてみたが、レスポンスは923SHより明らかに優れている。サブカメラが復活している点も使用頻度の問題は別にして○。自分撮りと顔認証も復活である。ブログアップツールも便利そうだ。

923SHにあった地図キーはカメラキーになり、地図の呼び出しが若干面倒になったがキーカスタマイズで何とかなるだろう。辞書キーは923SHより進化し、複数辞書同時検索に対応。この際、どの辞書を使用するのか指定もできる。

ウィジェットは少し触っただけだが、カスタマイズは面白そうだ。

ソフトバンクオンラインショップによると、スパボ非加入における現在の使用機種3ヶ月以上1年未満の機種変更価格は90,300円、2年以上でも66,150円もする。923SHの発売当時の価格が2年以上で60,900円だったので、923SH以上に高いが機能差を考えると妥当なところか。

とはいえ、そんな大金を簡単に出せるわけがないので、仮に機種変更するにしても1年経つ7月以降か、価格改定が入ってからになるのは確定。

あ、3D対応S!アプリ内蔵ゲーム確認するの忘れたorz