けいおん!! ライブイベント 〜Come with Me!!〜 (4)

キャサリンの「おまえら愛してるぜ!」の台詞と共にDEATH DEVILは去っていった。やがてステージが明るくなり、テーブルが用意され、HTTTシャツならぬHTTポロシャツに着替えた5人が登場し、寸劇が始まった。

寸劇の内容を掻い摘むと、

・唯が全員に一番かわいい平仮名は何かと呼びかけ。
・唯が迷っていたのは"の"と"ゆ"。
・全員唖然とするもムギが「一番かわいい50音は何かという事ね」とフォローし、澪は「詩を書く時に平仮名にするか片仮名にするか迷う」と切り返す。
・唯の妄想でスクリーンに明朝体で「フワフワ時間」と表示され場内大爆笑。
・ムギ曰く平仮名にすると平仮名だと何でもかわいくなるそうでスクリーンに「です♥でびる」と表示されまた大爆笑。
・唯が逆に考えるとスクリーンに表示されたのは「鎖輪固」の漢字。またまた場内大爆笑。

と、ここで米澤さん、藤東さん、永田さんの3人も合流した。なお、HTTの5人及び3人は全員寸劇用の台本も持っていたのだが、表紙には文字やイラストが描かれており、米澤さんの「I♥唯」と藤東さんのアンダーリム赤メガネは特に目立っていた。

寸劇は続く。

・和が「盛り上がっていたみたいだけど何の話をしていたの?」と尋ねる
・唯は「平仮名の話で盛り上がっていた」と答える。
・和「そうなんだ…」

まさか、ほんのわずかの沈黙の後、藤東さんの口から発せられたのは…

「私、生徒会行くね。」

そりゃもう、場内一同、腹抱えて笑った。寸劇の台本書いた人が誰か分からんけど空気読んでるよ。

・そのようなやり取りを見ていた純は軽音部の練習はいつもこうなのかとツッコミ。
・焦る軽音部とのやり取りが続くうちにライブを終えたさわ子と紀美が登場。
・ロックの話をしていると思い込むOG二人の暴走を止める軽音部。
・一瞬激怒する素振りを見せ周囲を凍り付かせながらもただのからかいだった紀美。ていうかここでも浅川姐さん格好よすぎでした。

そして寸劇は終了。

あいなまさんから「…ちゅー事で、ここからは生演奏です」と比較的冷静に告げられたが場内大盛り上がり。横アリの時はわざわざ出演者の生演奏は無いと告知していたにも関わらず、大方の予想通り生演奏は行われた。一応、サプライズ扱いではあったが。だが、今回は隠す必要は無い。あれから1年2ヶ月。どのように上達しているのか。


M17. ぴゅあぴゅあはーと <放課後ティータイム(Vo.澪)>


……原曲よりテンポを遅くしているとは言え、普通に聞けるんですけど。しゅが美のドラムのリードはよく出来てるし、何よりボーカルのひよっちは終始ベースを見つめながらもしっかりと歌えていた。5人とも本職のミュージシャンではない。そんな事は百も承知だ。練習時間も限られていたのは想像できる。それでも必死に必死に練習を重ねてきて、横アリとは比べものにならないくらい上達しているのである。特に右利きのひよっちはさらに大変だったはずである。なぜ非難できよう。彼女らの生演奏にいちゃもん付けるようなファンがいたとするならば反りが合わないだろうから絶対に付き合いたくないな。客席からのコールも揃い、ノリノリのまま1曲目を歌い終えた。そして2曲目、「U&I」!ついに来たか。


M18. U&I <放課後ティータイム(Vo.唯)>


今度はメインボーカルあいなまさん。こちらも普通に演奏できているし、歌えている。すげえよ。特にドラムとキーボードがしっかりしているから乱れない。ライブの時点では気付かなかったのだが、あやにゃんの両手にはサポーターが巻かれていたそうで、練習の激しさを物語っていると言えよう。曲の中盤に差し掛かると、観客のサイリウムの動きは本編20話と同じく左右に振られるようになっていった。ところで、UO率の高さは気になった。主観だが、「U&I」はUOを振るような曲では無いと思う。20話では客席の観客達はケータイを振りかざしていたのだが、ここではそのような事は出来ない。そこで自分はケータイの灯りに見立ててUWを振ったのであるが、白率は少なく、圧倒的にUOが目立っていた。
話は逸れるが、近年、どのライブにもUOを安易に折ってしまう傾向が見られるのは気になっている。そもそも、UOが認知始めた頃は英語のパッケージで1本の値段も高く、安易にそして大量に使える代物では無かった。1回のライブで最も盛り上がる数曲でのみ振るのがベターであり、少なくともバラードで振るのはNGだろう。お姫様自らUOまぶしいと不快感を示した王国民ライブでUO折るのはもっての他だ。脱線終わり。

観客の統一されたサイリウムの動きに感極まっているうちのU&Iは終了した。

ここでいったん演奏は休みとなり、場内は暗くなる。スクリーンに20話の名場面がモノローグとして映し出されていく。この時点で涙腺がやばくなり始めていたのだが。


M19. 天使にふれたよ! <唯・澪・律・紬>


あやにゃんは引っ込んで4人で「天使にふれたよ!」を熱唱。U&Iに引き続きUWを折った。だいぶ白率は上がったが、UOも多かったかな。2番に差し掛かった頃、完全に泣いてました。はい。涙が止まらん。今、こうしてタイピングしている時も、涙腺が緩んでしまう。「天使にふれたよ!」を歌い終えた後、顔は流れ落ちる涙でクシャクシャになっていたかもしれない。隣のカップルは最初から最後までサイリウム1本も振らず終始棒立ちだったのだが、変に思われただろうな、おそらく。なお、曲の途中では天井から桜型の発泡スチロールが振ってくる演出もあった。館内の気流の関係かなかなか地上まで落ちてこなかった。約1年前、「そらのおとしもの」ライブイベントで「岬めぐり」が流れている時に同じような演出があったが、途中から本物のパンツが落ちてきた事を思い出してしまった。この感動的なシーンになんて事思い出させやがる、そらおとよ。

歌い終えた4人の元に、あやにゃん合流。泣いとるがな(´・ω・`) 「泣かないって決めてたのに、悔しいですね…」いや、実際、相当数の観客も泣いてたと思うよ。

あいなまさん「次は最後の曲です」
観客「工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」

一応は、ね。


M20. ふわふわ時間 <放課後ティータイム(Vo.唯&澪)>


最後の飾るのは「ふわふわ時間」だった。この曲を演奏しない訳にはいかないだろう。前回も演奏しているだけに、上達具合が一番よく分かる。横アリに引き続き、今回もムギ無双炸裂だ。BDが出たらドヤ顔でも確認しましょうかね…。客のコールも揃い、大盛り上がりの状態で演奏は終了し、5人はステージ奥へ引っ込んでいった。