大山のぶ代が初めて口を開いた

11月30日のテレビ朝日社長定例記者会見におけるドラえもんリニューアル公式発表以降、交代が決定した現声優からの公式のコメントは現在に至るまでなかった。12月3日には、スーパーJチャンネルにて、アフレコスタジオに直接出向いて収録されたドラえもん声優インタビューが放送されたが、その場では、声優交代の件について一言も触れられなかった。そして、12月9日の午後にニッポン放送で放送されたテリー伊藤 のってけラジオ大山のぶ代が生でゲスト出演し、ついに声優交代の件が当事者から語られたのだった。

大山のぶ代本人の口から語られた概要をまとめると、

・声優交代について検討され始めたのは今年の5月頃。
・昨年アニメ25周年を迎えたのを機会に交代しようと5人で話し合ったこともあった(※1)が、結局、交代せずに現在まで来た。
・定年のない声優が交代なんてちょっとおかしいかも(笑)
朝日新聞の一面に交代記事が出たのを見た黒柳徹子がびっくりして電話をかけてきたらしい。
・昔、黒柳徹子ブーフーウーを演じていた頃は、声優は表に出ない職業で、スタジオに取材が来ても隠れていたが、その後、声優ブームがあって裏方が表に出るようになった。

こんなところか。


※1・・・藤子不二雄atRANDOMのよねさんの日記によれば、

「カミさんはドラえもん」(砂川啓介著、2001/10/20発行、双葉社)の大山のぶ代砂川啓介夫妻対談の中に、下記のような発言がありました。

砂川「(ドラえもん役を始めてから)もうすぐ二十五年、四半世紀になるということだもんね」
大山「そう、二十五年やったらいいんじゃないかと思っているの。そのときは大々的にオーディションをやって、“この人”という人に託しましょうとみんなで話し合っているの。私の真似じゃなくてね、声は違ってもいいと思うの。ドラえもんって、機械なのにすごい人間チックでしょ。科学的には進歩しているのに幼いし、正直に感情を表すし。芝居でそれをやるんじゃなくて、もうドラえもんそのものみたいな人が出てきてほしい。」(以下略)

ということらしい。

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