ドラえもんのうた、また歌手を変更

既報の通り、明日放送分からドラえもんのオープニングテーマを歌う歌手が変更される。AJIというアカペラグループ。初めて聞く名前である。これを書いている時点ではまだ聴いた事がないので直接的な批評は避けるが、スポーツ紙のコメントを見る限り新鮮味が全くなくお約束通り。

一昨年秋、歌手を東京プリンに変更した際には各種メディアを含めて賛否両論の記事を結構見かけたが、昨年春に渡辺美里に変更した際には、ほとんど騒がれなかった。さて、今回は?という事になるのだが、明日の放映後にネットの掲示板がどうなるかはおおよその予想がつく(どうせ公式サイトの掲示板が荒れるのだろう)ので、視点を変えて、なぜ頻繁に変える様になったかについて考えてみる。

ドラえもんといえども、最近は子供の少子化及び内容の低年齢化、生活環境の変化に伴い、視聴率も下がり気味であるため、なんとしてもお茶の間に話題性を持たせたい。いわゆるてこ入れ。
しかし、あんまり短期間のうちに変えると、すぐに飽きるだろうし、何より騒がれるのは、東京プリンのような奇抜な歌に変えたときのみであろうと予測される。今回もアカペラ調になるらしいので、再び話題性という点では注目を集めるかもしれない。テレビ局にしれ見れば、それが成功しようが失敗しようが、話題を集める事さえできれば成功なのだから。いわゆるファン不在である。

ところで、ドラえもんのうたは、渡辺美里バージョンから、2番終了後の「ソレ!突撃〜!」というドラえもんの掛け声が、「みんな、がんばれ!」に変更された。実にふざけている。おもちゃの兵隊が突撃するのもNGらしい。誰が変えさせたのか知らないが、仮に大山のぶ代本人からの提案だとしたら、本当に悲しい事である。長年歌い継がれてきた歌をつまらない理由で変えたのだから。

ただ一つ言える事、もし、明日以降、AJI公式サイトのBBSが荒らされていたら、それは真のドラえもんファンの仕業ではないと信じたい。逆に、荒らすような人間はドラえもんファンでもなんでもない。

OPの歌手が大杉久美子から山野さと子に変わったときも結構ショックだったが、関係者にはサザエさんのOPが宇野ゆう子から一度も変わっていない事の良さなど理解できないのだろう。

嗚呼ドラえもんよどこへゆく。