岡崎律子さんを偲ぶ

岡崎律子さんを初めて知ったのは、魔法のプリンセスミンキーモモOVA、旅立ちの駅の主題歌 Bon Voyage だったと思う。当時、林原めぐみの東京ブギーナイトを毎週聴いていたが、彼女がゲストに来たとき、ハイテンションな林原閣下とはあまりにも対照的なきわめて物静かな人だったなと記憶している。当時というか、少し前のミンキーモモのテレビ放送は、時々見ていた程度で最終回は見ていなかったし、OVAも見ていなかった。

数年後、CSのファミリー劇場で、ミンキーモモが放送されて、初めて最終回を見た。最終回は、岡崎律子作詞・作曲・唄の「約束」という曲が流れて終わるのだが、本当に最終回を飾るのにふさわしいすばらしい曲だった。

そして、フルーツバスケットプリンセスチュチュと続く。

はっきり言って、自分は岡崎律子さんの熱心なファンではなかったし、関わった作品も多いわけではない。あくまで、自分が見る作品の主題歌を歌っていた人の一人に過ぎなかった。しかし、彼女の曲は林原めぐみ提供曲も自ら歌う曲も他の人とは明らかに違う何かは感じていた。忘れてしまう曲も多い中、彼女の作る曲はいつまでも印象に残っていた。

林原めぐみは出産を直前に控えていただけに、受けたショックの大きさには計り知れないものがあると思う。ハートフルステーションでも、番組構成を大幅に変え、後半は岡崎律子の思い出の曲をずっとかけ続け、番組最後に亡くなった事を静かにリスナーへと告げた。


死がきっかけというあまりにも悲しい理由ではあるが、彼女のアルバムを一つ購入してみた。メロキュアのアルバムでも良かったんだけど、メロキュア名義で提供していた作品に対しては、見ていなかったり、あまり思い入れはなかったので、フルーツバスケットのアルバム-四季-を購入した。これからじっくり大切に聴こうと思う。

サンケイスポーツを訪れたときの様子。右は日向めぐみ

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林原めぐみの愛たくて逢いたくて (岡崎律子)