ドラえもんの原作漫画を全て紹介したファンサイト

ドラえもんファンサイト青いロボットの伝説を主宰する銀河満月さんが、ドラえもんの原作漫画を全話紹介するという無謀(笑)な企画を5年半かけて無事達成されたそうです。おめでとうございます。

実は、恥ずかしながら私は国会図書館に行ったことがない。学生時代に行こうと思っているうちに忙しくなってしまい、行く機会を逃してしまったのだ。

つい最近まで、てんとう虫コミックスに収録されていないドラえもんの話を読むのは一筋縄とは行かなかった。藤子不二雄ランドやカラーコミックスは絶版となり、古本屋では高値で取引されていた。藤子不二雄ランドにも載っていない話を読むには、国会図書館へ出向いて所蔵してある学年誌のコピーを取るという地道な作業をするしかなかった。国会図書館藤子不二雄ファンの聖地となっていた。ドラえ者のたわごとというファンサイトでは、国会図書館の利用方法をわかりやすく解説したポータブル国会図書館なるコーナーまで出来ていたくらいだ。

そして、藤子漫画出版署名運動をはじめとした地道なファン活動が実を結んだのか、藤子不二雄Aランドにドラえもんカラー作品集ぴっかぴかコミックス、そして、単行本未収録作品を集めたドラえもんプラスの発売に至り、書店で気軽に買えるようになった。

なお、2002年5月には上野に国際子ども図書館が開設され、現在、児童書は国会図書館ではなく国際子ども図書館に所蔵されている。できるだけ早く、足を運びたい。でも、しっかり計画を練って行かないと無駄な時間を過ごすことになる。

依然として読めない藤子作品も多いが、一時期に比べれば、状況ははるかに改善されている。出版社及び関係者、そして全ての藤子ファンにこれまでもこれからも感謝していきたい。今後はオバケのQ太郎を復刊できるかが大きな山となろうが、いつの日か再び読めることを信じている。