BLOOD+ Episode-1「ファーストキス」

この枠のアニメを、ガンダムSEEDハガレンガンダムSEED DESTINY とスルーしてきた自分が今回見ることにしたのは、主人公・小夜役の声優がヲタエリ画伯こと喜多村英梨だからに他ならない。マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュアで主題歌を歌い、星羅役を務めてブレイクするかと思われた矢先に、一時休業、そして、復活を果たした矢先に、今、世間で最も注目されていると思われるアニメ枠の主役に大抜擢。本当に夢のような話である。昨年末から今年の初め頃は、もう二度とこの世界に戻ってこないのではないかと思った時期もあった。その辺の一連のいきさつは、彼女の所属事務所公式サイトにある社長エッセイを読めばだいたいわかる。過去を隠したりせず、正面と向き合う、そんなヲタエリと彼女の所属事務所を応援していきたいと思う。その辺の事情を理解してあえて主役に選んだBLOOD+スタッフに対しても。

喜多村英梨を生で見たのは昨年7月幕張メッセで行われたKフェスぴちぴちピッチステージ・マーメイドビーチパーティ6であった。タオルを首に巻いてヲタ臭丸出しで現れたのが印象に残っているが、あれからわずか1年3ヶ月で、はるか雲の上の人になってしまった感じがする。

私情はここまでにして、第1話感想。さすがに、クオリティは高い。肝心なところで終わってしまい、第2話へと続く構成になっているようなので、現時点では、あまり深くは書けない。なんか、グロ描写がヤバいだの、あの時間にとする感想を多数目にしたが、個人的に、このような描写の必要以上の過剰な規制こそが、最近のどこかおかしくなりつつある世の中の原因の一つではないかと思っている。BLOOD+第1話は、傷つけられると痛がって苦しんだりするという、ごく当たり前のことが描写できていた。近年は、生身の人間が傷つけられているのに苦しんでいる様に見えない、そんな作品が意外と多かったりするのだから。要するに、子供に対して、他人を傷つけるとことは、痛がらせて苦しませる事ではなく快感であると思いこませるような事しか見せていないと強く感じるのだ。この番組には、PTAやBPO等の外部からの圧力に屈せずに、このまま突っ走ってほしい。そもそも、血が出なくなったらこの番組のタイトル自体が意味が無くなる。

気になる材料としては、竹田Pの電波言動。ちょっと調べてみただけで、次々とわかった。あと、どうせ1クール毎に変わる、後世まで印象に残ることよりも、いかに短期間にたくさん売るかという事を第一とした主題歌と称する最初に流れる曲。まあ、買ってしまったら負けなので、スルーするだろうけど、奇跡的に自分の心に響くようないい曲だったら買いますよ。少なくとも、今流れてる曲は違うな。