藤子イベントの魅力

本日、都内某所にて「ドラえもんファントーク ドラえもんよ、永遠に!」なるトークイベントが行われた。12月1日が藤子・F・不二雄氏の誕生日ということで、「ドラえもん」について何でも語り合おうという趣旨の元に開かれた。といっても、熱心なファンの集まりによる私的な会合なのであるが。私もお誘いを受けたので、せっかくの機会と思い、顔を出してきた。表だって告知が行われたわけではないので参加者は少なく、ネット上で表立って活動されているファンの方はごく少数で、私設ファンクラブの会報やイベント等で顔を合わせる方の方が多かった。当たり前のことではあるが、ネット上で活動されていない方にも熱心な藤子ファンは大勢いる。というか、最近は、熱心な藤子ファン自体、ネット上ではほとんどお見かけしなくなってしまった。これは、私生活が忙しくなってしまった事の方が大きいだろう。

イベント自体は終始和気藹々とした雰囲気で進んだ。イベントの過程においては制作側の内情の話もかなり出たが、関係者に迷惑がかかるといけないので、ここには書けません。すみません。次回またこのようなイベントが開催されるとすれば、今度は最初から顔を出したいものだ。イベント自体は午前中から行われていたが、私は午後からしか参加できなかったので。

ドラちゃんのおへや管理人のおおはた氏が5月23日付のブログで書かれているように、藤子ファン同士のイベントは非常に楽しいものである。インターネットの普及が進んだ現在、掲示板やファンサイト、ブログ等でファン同士の交流を気軽に重ねる事ができるようになったとはいえ、実際に生で会うのに比べれば、かなわない。自分も、2001年のドラえもんオールナイト後にはじめてオフ会に参加して以来、貴重な機会を何回も得てきた。

来年は藤子・F・不二雄没後10年。小学生は生きていた頃を知らない世代になってしまった。藤子作品の本当の魅力を知る世代の高齢化は進む一方である。

熱心な藤子ファンの集まりで語り合うのは非常に楽しいものだが、これからは、藤子作品の本当の魅力を知らない人達に対して伝えていくのも、残された藤子ファン達に課せられた使命なのではないかと改めて思った。