LAST Aice5 in 横浜アリーナ (1)

ライブが終わり自宅に着いたのは日付を回った21日。あの会場の興奮がおさまらず、思考が半分停止したまま、帰路につき、なんとかたどり着いた。今回は長くなりそうなので複数回に分けます。

横浜アリーナに着いたのが16時半くらいで、会場前に「Thanks , Aice5」プロジェクトの有志がウルトラホワイト(UW)を配っていたので貰った。既に会場限定のストラップとネックレスが売り切れていたので、Aice5 BOX だけ購入。その後、入口と反対側の噴水で「Everlasting Love Aice5」プロジェクトの横断幕に記入させてもらう。それからあまりぶらぶらする時間もなく整列が始まった。今回の解散ライブはチケットに「皆様の思うところの正装でお越しくだされば幸いです」と書かれており、どの程度、正装してくる人達がいるのか気になったが、学校の帰りと思われる学生を除けば、一般的な正装をしている人はチラホラとしか見かけなかった。「Love Power」PVで着ていた衣装のコスプレ女性も見かけた。待機列を作っている人達に対して某サークルがコール本を配っていたので受け取ったのだが、フルカラー豪華仕様でびっくりした。コール本自体受け取るのは初めてだったが、ここまで豪華なものはそうそう無いらしい。

そして入場時間になり、入場が始まった。入場時に配布された袋には通常のスタチャの宣伝パンフレットの他に青サイリウムが入っており、堀江由衣誕生日のサプライズ企画で使うことが書かれていて、使用するタイミングも記してあった。ロビーでは数多くの花輪を目にしたが、あの庵野秀明堀江由衣宛に単独で花輪を送っていたのは「Re:キューティーハニー」で主役を演じてもらった縁であろう。また、ロビーの一角には今までのAice5の全イベントにおいて着ていた金ジャケット衣装が5着展示されていた。この時点で、本日はこの衣装は着ないことが確定となった。

今回の自分の席はセンター席40番台前半。Love Aice5 終了後に配布されたチラシ先行で申し込んでセンター席は確保できたものの、ステージからはかなり離れていた。とはいえ、チラシ先行で申し込んで3階スタンド席になってしまった人が出ている事も聞いていたので、運が良かったと見るべきなのだろう。開始前の時点での感想はこんな感じであった。もっとも、後ろにはミニステージが用意されていたことから期待は始まっていたが。

席に着いた頃はライブ開始までかなり時間があった為、相当数空席があり、入場待機列が長く伸びていたとはいえ、本日が平日である事を考えると、これだけの会場があそこまで埋まることになるとは、正直半信半疑であった。スタンド席を中心にYahoo!オークションでも大暴落していたし。一方でセンター席1列目は336,000円で落札されていた。

開始時刻が近づくにつれ、席が次々に埋まっていく。直前の時点で空席はあるが、9割以上埋まっており、正直、驚いた。だって平日ですよ。自分は仕事の都合上比較的容易に確保できたけど、もしこれが休日だったら、チケットは相当な倍率になっていた事であろう。

アリーナ席に目を移すと、アリーナAに全身に緑色のサイリウムを纏った浅野真澄ファンと思われる人物がおり、非常に目立っていた。正装している人間はあまり見かけなかったが、会場限定のコメントTシャツを着ている人は結構見かけた。しかし凄いデザインだ。絶対他では着られない。数少ない正装している人の中には、シルクハットにタキシード、そして黒の革手袋まで装着したフル装備の人間もいた。後方のスタンドには例の横断幕も掲げられ、一段とテンションが上がっていく。

入場に時間がかかっていたからなのか開始予定時刻の18時半になってもライブはスタートしなかったが、数分ほど経過して会場の照明が落とされ、ついにAice5の最後のライブが幕を開けた。
(続く)