vodafone 第3世代携帯VGS向け新機種発表

昨日22日、vodafoneから第3世代(3G)携帯電話 Vodafone Global StandardVGS)向け新機種が一挙に7機種も発表された。しかし、発表された機種を見ても、購入意欲は全くわかなかった。シャープ以外の機種は最初から興味がわかなく、2機種発表したシャープもPDC向け現行機種であるV602SHV402SHで採用しているスウィーベルスタイルであり、背面液晶が902SHV602SHと同じ白黒1行、802SHはV402SHと同じく未装備。ある意味、V601SHより退化している。メイン液晶を反転させた状態で閉じればいいだけの話かもしれないが、大画面液晶を外に出したまま閉じて使いたくはない。少なくとも、V601SHの延長線上のデザインでなければ、購入意欲は沸いてこないだろう。また、今までSDメモリカードで統一されてきた外部メモリの規格が、今回はバラバラになってしまった。シャープ以外のメーカーは、NECMiniSDメモリを採用したのはともかく、他のメーカーに至っては、ソニーエリクソンは会社の立場上絶対にSDメモリを使いたくないらしく、メモリースティックDUO、モトローラノキアRS-MMCやTransFlashメモリカードスロットという日本国内では普及していない規格を採用した。またストレート端末を用意した点は評価できるが、肝心の形状が今まで日本では見られなかったデザインで、売れないような気がするのだが・・・。

こちらの記事で「(従来の3G端末)801シリーズは、2機種しか用意できなかったことが大きな反省点。今回は、競争力のある端末ができた。(ドコモやauと)十分に戦える」なんて語っているけど、本気でそう思っているのかね。最近のvodafoneで、特にまずいと思っているのは、世界標準の名の下に、全世界で同じ端末を発売しようとしている事。海外の携帯電話はビジネス利用が中心なのに対して、日本は遊びやコミュニケーションのツールとしての側面も強い。従って、日本市場にあった独自端末を投入した方がいいと思うのだが。

今回の新機種は、開発時期を考えれば前社長のグリーン氏の影響が残っていると思うし、ドコモから移籍した新社長の津田氏の影響が出てくる来年以降の端末に期待するしかない。もっともVGSPDCのステーションに代わるサービス(GPSを応用?)が提供されない限り、VGSに移行する気はないけどね。V601SHは未だに最高の端末だよ。長いつきあいになりそう。