一太郎&花子&ATOK2005、いよいよ2月10日に発売
昨日2月1日、トンデモ判決が出て、世間では大騒ぎになっている。判決が出たとはいえ、最終的に確定するまでは実効性はないので、ジャストシステムの言う通り、現在使っている人はそのまま使えばいいし、これから買おうと思っていた人で不安になっている人も、特に気にすることもなく買えばいい。
そもそも、今回問題になっている機能は、ジャストシステムの製品だけではなく、同じ機能を搭載した製品は世界中にある。著作権侵害とされた箇所はWindowsのヘルププログラムを利用して動作しているので、固有の機能ではない。もし、この判決が覆ることなく確定してしまえば、松下はマイクロソフトやアップルを含めた多くの会社ならびにフリーソフトウェアの作者に対しても訴える事にならなければならないのだ。要約すると、裁判官が世間知らずのバカだったため、えらい事になってしまったという事か。このトンデモ判決を出した高部眞規子なる裁判官、常識から逸脱した判決を連発する人らしい。
一太郎はVer.3の頃から愛用しているし、現在も毎年バージョンアップしている。もちろん、2月10日に発売される一太郎&花子2005スペシャルパックも買う予定だ。この文章も一太郎付属の漢字変換システム・ATOK17で書いている。
Microsoft Office も一応インストールしてはいるが、ビューワ代わりにしか使っていない。入れざるを得ない状況になってしまったので仕方なく入れたという感じだ。
一太郎&花子&ATOKの新バージョン2005の発売はいよいよ来週に迫った。パソコンにはじめから付いてきたワープロを使っている方には、是非、一太郎とATOKを購入して、使って頂きたい。
一太郎2005はWord文書の互換性をさらに強化している。4000種類のWord文書を用意して、読み込みエラーが0になるまでテストしたそうだ。会社ではWordを使っている人も、自宅では一太郎を使う事が出来る。
身近な一例を占めそう。叔母はパソコンの使い方が何年経っても今ひとつ飲み込めない初心者である。やはり、最初からついてきたWordを特に気にすることもなく使っていて、パソコン教室にも通ったが、使い方がよくわからなかったらしい。ところが、何かの仕事のために一太郎が必要になり、インストールして使ってみたところ、すごく使いやすくて、パソコン教室に通わなくてもスムーズに使うことが出きたそうだ。一太郎は日本人が日本人のために作ったワープロソフトであり、伊達に発売から20年を積み重ねてきたわけではないのだ。特に、文書スタイルの使いやすさはWordの比ではない。
また、一太郎にはATOKという漢字変換システムが付属する。Windowsにはじめから付いてくる漢字変換システム(MS-IME)よりも、変換効率は天と地の差がある。仕事の都合で一太郎から仕方なくWordに乗り換えた人も、ATOKだけは捨てられたかった人が多いことからも、ATOKの完成度の高さがわかる。
ヘルプも非常にわかりやすい。相変わらず訳のわからない事ばっかり書いてあるWordのヘルプと違って、とてもわかりやすく書かれている。
店頭で売られている多くのパソコンに はじめから付いてくるWordというワープロは、基本的にアメリカ人が英文を書くために開発されたのを無理矢理日本語化したに過ぎない。もちろん、日本人に合わせて日本独自の機能を追加してはいるようだが、基本的な部分は変わらない。そもそも文書の書き方は日本文と英文とでは根本的に異なる。Windows95発売以前は、ワープロは一太郎、表計算はロータス1-2-3が主流であった。それが、なぜWordとExcelになってしまったのか。理由は色々あるし、これについて書くと長々となるのでここでは最低限のことを書くにとどめるが、最終的には、パソコンに最初から付けて売ったことと、世界標準を売りにしたことが決定的になったと思われる。機能面で劣っていたから負けたのではないことは確実である。パソコン初心者の多くはソフトウェアを別に買うことはほとんどないので、パソコンとの抱き合わせ販売によって、多くの人に対してWindowsにはワープロと表計算が最初から組み込まれているように思いこませてしまった。
何気なく使っているホームページを見るためのソフトにも同じ事が言える。ほんの数年前までは、ホームページを見るためのソフトは最初からついておらず、別売りで買う必要があった。しかし、インターネットを私物化したいマイクロソフトは、Internet Explorer というホームページを見るためのソフトを無料で配り、さらに最初からWindowsに組み込む事にした。ライバルが持っていた機能を全て取り入れ、さらに使い勝手に便利な機能をプラスアルファした。そしてライバルがいなくなった後、Internet Explorer の進化はピタリと止まった。バージョンアップは長期間行われておらず、次から次に発見されるセキュリティの欠陥が明らかになるたびに、それを修正するためのソフトウェアを配る事の繰り返しを続けている。中には、ホームページを見ただけで感染してしまうという強力なウイルスも存在する。
ライバルがいない限り、発展しない。Wordにおいても、一太郎に事実上勝利した後は根本的な進化はしていない。少なくとも、一般的に使う場合には、Word98と2003との違いを見つけることはできないだろう。さらに、Word文書やExcel文書は、開いただけで感染するマクロウィルスというのが時々問題になったりするが、一太郎では感染する心配もない。
なぜ、自分は一太郎を毎回買うのか。ジャストシステムに対するお布施の気持ちがないわけではないが、やはり、バージョンアップしたくなるだけの機能アップが毎回なされるからである。
ATOKの次のバージョンでは、「フィードバック変換」という新機能が加わる。なんと、打ち間違えたまま確定してしまった文字を、さかのぼって誤りを指摘し、修正する機能との事だ。打ち間違えることが多い人にはこの機能は朗報だと思う。ATOKはMac版も出ているが、Windows版より発売が遅れてしまうのが難点である。Mac mini を購入したものの、付属のことえりが馬鹿すぎてイライラしてる人は、ATOK17の購入も検討してみてはどうだろう。
Wordを持っている人はお得に一太郎を購入することができる。現在売られているほとんどのパソコンにはWordが最初から入っているので、対象者は非常に多いはずだ。
わずか9,800円の投資で、作業効率が大幅にアップするのは間違いなしである。
なんかジャストシステムの回し者みたいな文になっちゃったなー(汗;
リンク集
松下電器産業製品不買運動《ヘルプアイコン特許》
一太郎」「花子」の製造販売中止について (MediaPlayWiki)
一太郎・花子を支持します。(抗議画像の配布)
Justsystem 応援Wiki
一太郎判決の衝撃(ITmedia)
「一太郎ショック」で鳴り響くソフトウェア産業への警鐘(CNET)
「一太郎」訴訟にみるソフトウェア特許のぶざまな現状(CNET)