まんが道 藤子不二雄A展 始まる

8月7日(偶然にものび太の誕生日)から17日まで品川プリンスホテルまんが道 藤子不二雄A展が開催されている。

というわけで、初日に行ってきてしまった。前エントリに書いたように、15時前まで秋葉原にいたため、会場に着いたのは15時半前であった。それでも終了時刻は18時であるので、全て見て回るにはやや余裕がある。贈呈された花の名前を見てみると、大山のぶ代砂川啓介夫妻の名前もあった。

展示物は原画の他、トキワ荘時代の手紙や映画の台本、写真などが主で、映画・少年時代の資料やトキワ荘入居時に手塚治虫から贈られた机の実物も展示されていた。また、氷見市の潮風通り商店街においてあるサカナ紳士録というモニュメントもあった。変わったものでは、プロゴルファー猿の劇中に登場したクラブを実際に作ってみたものや、ゴルフの好きな安孫子先生らしく、ゴルフ大会出場時の写真もあった。原画の中には、写植が部分的に新しくなっているものがあったが、藤子不二雄ランド発刊時に社会通念上不適切になってしまったセリフを書き換えたあとなのだろうか。合作作品であるオバケのQ太郎の原画や等身大モニュメントも展示されていた。

アニメ上映コーナーでは、忍者ハットリくん・怪物くん・プロゴルファー猿笑ゥせぇるすまんから1本ずつセレクトしたものを1セットとして、4セット上映されていた。つまり、1作品につき、4話を見ることができる。怪物くんに関しては、第1回と最終回の両方が含まれていた。ドラえもんでしか藤子作品に触れていない方は、楽しめると思う。

客層は全般的に幅広かったように感じる。アニメ上映コーナーで上映されている作品は、今の子供にはなじみのないものばかりであるが、ハットリくんや怪物くんは、そこそこ楽しんでもらえているように感じた。

アニメ上映コーナーの隣では香取慎吾主演のNIN×NINの予告編が流れていた。

物販コーナーでは、ガチャポンコーナーの他、お菓子やグッズが豊富にあった。忘れてはならない藤子不二雄Aランドをはじめとした絶版になっていないA氏の著作の漫画本はほとんどあった。豪華パンフレットも用意されている。

ただ、会場がプリンスホテルだったためか、NIN×NINデザートカフェと称した食事スペースが用意されていたのだが、デザートカフェのセット券にすると、チケットの値段が約3倍となる。はっきりいって、そこまで払う体力がなかったのでパスした。



品川駅で見かけた看板