第21回次世代WHF: ミルモでポン!ステージイベントレポ
ミルモでポン!は放映開始以来3年目に突入したが、監督が交代してからは、明らかに視聴対象年齢が下げられ、離脱したオタクも多いようである。個人的には、まだ切るには至っていないものの、力を入れて見ることはなくなってしまった。原作のネタばれをしてしまうと、迷走気味のアニメに関係なく、少女漫画誌らしくベタベタの恋愛ドラマを繰り広げられている。ただ、原作の方も、最近になって担当編集者が交代した影響なのか、それとも、無理矢理延長したような展開になっているからか、パワーダウンしてきている。何より、楓の恋のライバルであった日高安純がライバルの座から降りてしまったことが大きい。
というわけで、次世代WHF恒例となっている、ミルモのステージイベントである。今回もステージイベント一発目であり、朝早くから会場に駆けつける必要があった。あくまでお子様向けのステージなので、我々おっきなお友達は後ろの方でお子様の邪魔にならないよう見るわけである。昨年1月は最前列をおっきなお友達が占拠したあげく、南里侑香がOPを歌い始めたとたんにその人達が派手にジャンピングしてしまったのが災いしてか、その後のステージイベントではステージ前方はお子様とその親限定になってしまった。今回も、ちゃお本誌には「声優さんが来る」としか書かれておらず、ミルモ役の小桜エツ子は確実に来るだろうが、他の出演者は誰が来るのか当日までさっぱりわからない。前回は大阪でのラジオイベントで未参加だった中原麻衣が来ることを信じて。
開催当日、会場についたのは7時40分頃であったが、早朝にもかかわらず幕張メッセの周りは大量の人間で埋め尽くされていた。昨年と並んだ時刻はほぼ同じなのに後方の位置である。大勢並んでいたためか開場時刻も多少早まったため、9時ちょっと前には会場には入れた。会場に通じるエスカレーターを降りると、いきなりステージイベントの告知ポスターが貼ってあり、出演者も書かれていた。
今回の出演者は、ミルモ役・小桜エツ子、南楓役・中原麻衣、ムルモ役・釘宮理恵、松竹香役・保志総一朗、そしてOPを歌っているパーキッツ、EDを歌っているSana である。まさか保志総一朗が来るとは。ポスターをよく見ると、出演者の演じるキャラしか載っていなかった。
ステージの客席に座ると、今までのイベントでは見たことのなかった客層が数十名。俗に言う腐女子であろうか。開始時刻になると前方の客席はほぼ親子で埋まり、後方も腐女子の数はさらに増えていた。
ステージの内容は、いきなり、パーキッツとSanaの生ライブから始まったが、やはり、客席のノリは悪かった。1年目前半と2年目前半で歌われた曲のような物ならもう少し子供達も乗ってくれるのか。続いて、アニメの静止画を使ったミニドラマのような物。この時点で声優はステージにはまだ出てきておらず、ステージ裏から声を出している。
楓に次世代WHFなるイベントがあることを知らせて一緒にデートをしようと企む松竹。しかし、楓は結木と一緒に行こうとケーキを作ることにした。ケーキは完成したが、それをミルモとムルモは食べてしまった。食べてしまったケーキを元に戻すべくとっておきの魔法を使おうとするがパワーが足りないので客席の子供達にもパワーを送ってくれと頼む。しかし、最後までパワーは足りなかったような気がした(笑)。なんとか魔法は成功したが、ケーキがたくさん出来てしまった。そこにやってきた松竹。どのケーキにも「結木くんへ」と書かれていて、ショックを受ける松竹と、ケーキに細工をされたことに激怒する楓であった。(完)
そして、中原麻衣、釘宮理恵、保志総一朗がステージに登場した後、最後に小桜エツ子が登城した。続いて、GBAソフト謎のカギと真実のトビラとトミーから出たリストピディエ ハートミルモードの宣伝。声優4名ともリストピディエを装着していた。
ここで、スクリーンにミルモの似顔絵を描く手が映し出された。それは原作者・篠塚ひろむの手であった。ステージ裏で描いていたのだ。そして、ステージに登場した。コートにマフラーとずいぶん暑苦しい格好である。昨年見かけたときと違って髪を短く切っていた。ちゃお本誌には声優さんのみであって、篠塚ひろむ先生の参加については書かれていなかった。大阪会場ではわざわざサイン会を行うと告知していたので、今回はてっきり来ないものと思っていたので、びっくりした。この1年で住居を福岡から東京に移したことを単行本で書いていたし、イメチェンだろうか。
ひろむ先生が登場して、シルエットクイズが行われたが、急に客席は盛り上がった。やはり、お子様には参加型イベントの方が楽しめるようである。お子様の手が大勢上がり、声優が交代で指していく。客席に子供を正解者には描いたばかりのサイン入り似顔絵色紙が送られた。ちなみに、シルエットクイズで登場したのはパピィ、ヤシチ、ムーンである。続いて、ジャンケン大会が行われ、客席の盛り上がりは続く。最後まで勝ち残った10名にミルモの似顔絵色紙が送られた。勝ち残った者の中には父親と確実にわかる者が1名、明らかにおっきなお友達が1名・・・。余談になるが、自分は直筆似顔絵色紙は既に所有していたので、ジャンケン大会は最初から参加しなかった。いや、持ってなかったとしてもさすがに参加はしないけど。なお、原作漫画の話は出たものの、アニメが4月以降続行するか否かの告知は行われなかった。
最後はパーキッツとSanaが再び登場して、前OPである らびゅらびゅ を本日の出演者全員で歌って終了した。盛り上がらん曲だ。一度でいいから中原麻衣の生プリティ・ケーキ・マジックを聴いてみたいが、ミルモのレコード会社がコ○ミになってしまった以上、無理か。
ミルモステージが終わっても腐女子達のほとんどが席を動かなかった。出演者は当日まで明かされていない以上、保志総一朗が出るから集まったとは考えにくい。この後に控えていた少年サンデーステージ〜金色のガッシュベルステージに出演した櫻井孝宏目当てであった可能性が高い。
ステージ終了後、サンデーブースでのガッシュベルイベントも見たが、櫻井孝宏は大声で挨拶し、「今日は放送日だけど、今日来てくれたお友達は見られないのかな。」と聴くと、会場からは「ビデオに取った〜!」との反応が返ってくるなど、お子様達を引き込むのが非常に上手かった。
ミルモイベント出演者データ(自分が参加した者のみ) 第19回次世代ワールドホビーフェア(2004.1.25) 小桜エツ子(ミルモ)、中原麻衣(南楓)、南里侑香(4代目OP) 第20回次世代ワールドホビーフェア(2004.6.20) 小桜エツ子(ミルモ)、麻績村まゆ子(リルム)、伊藤健太郎(平井、ワルモ団・イチロー)、小河正史(ワルモ団・シロー)、パーキッツ(5代目OP)、Sana(5代目ED) ちゃお・サマーフェスティバル(2004.8.29) 小桜エツ子(ミルモ)、中原麻衣(南楓)、麻績村まゆ子(リルム)、ゆきじ(ヤシチ)、釘宮理恵(ムルモ) 第21回次世代ワールドホビーフェア(2005.1.23) 小桜エツ子(ミルモ)、中原麻衣(南楓)、釘宮理恵(ムルモ)、保志総一朗(松竹香)、パーキッツ(6代目OP)、Sana(6代目ED)