RONDO ROBE 2007 in 東京厚生年金会館

今年は副題に「十五周年漂流記」と付いたこの時期恒例の RONDO ROBE イベント。というわけで3年連続で行ってきた。特に目玉となるような作品はないのだが。

  • オープニング

雀荘植田に見立てて植田佳奈伊藤静白石涼子中田譲治がステージで麻雀。「ロン」ときて「RONDO ROBE!」と叫びイベントはスタート。今年の司会は植田佳奈&伊藤静

劇場版のDVD宣伝とTVシリーズ2期の告知。進行役は日野聡だったが、女性陣にいじり倒されて相変わらず頼りなかった。

冒頭、本作にも出演している釘宮とぺややをステージに残し、プレス向けに捏造記念撮影。釘宮とぺややの出番はこれだけで終了。そして、初見の人のためにダイジェスト映像が流されたのだが、2年前に幕張で流したものを再び流すという手抜きっぷり。そしてOVA2期シリーズ発売日の発表。ネトラジで散々2期のタイトルを募集しておきながら発表された正式タイトルは「撲殺天使ドクロちゃん2」略してDS。例のゲーム機をそのままアレンジしたロゴやら2期の映像を流したりしたのだが、千葉紗子がツボにはまったのか笑い転げて喋れなくなっちゃった。マジで藤子プロから抗議が来るかもしれない。とりあえずドラファンは要チェックということで。最後はOPを生で歌って締めた。

第10話がオリジナル話になりハヤテが一言も喋らなかったのは、やはり白石涼子が喉の手術を受けて休んだ為だったみたい。手術の件は触れなかったものの、謝っていた。しかし、手術の事を知らなかった人には何のことか説明不足であった事は否めない。術後の回復は順調のようで、見た目、後遺症は感じなかった。

昨年に引き続き美しい歌声に聴き入ってしまった。最初の3曲は自らピアノを弾きながらの歌唱。

1.最高の片想い
2.Cry
3.disillusion〜きらめく涙は星に(ピアノソロVer.)
4.君との明日
5.愛しい人へ

  • (15分休憩)

休憩の間、スクリーンにはジェネオン作品のPVを流していたのだが、「セイントオクトーバー」が流れた瞬間、客席が一斉に反応したのには笑った。

15年前、二人は何をしていたかという質問に植田佳奈は「目覚めた」とあっさり。小四で同人誌に足を踏み入れた話から入り関西のオタクならニヤリとしそうな場所を挙げていったり、当時の真宮寺さくらコスプレ写真を披露したり、サービス満点であった。一方、ぺややの写真は父親は奥に写っている普通の写真。体型が15年前から全く変わっていないそうである。

  • RONDO ROBE 15周年記念歴代作品コスプレファッションショー

ぺやや&植田佳奈が引き続きステージに残って司会。最後の20人近くの「これが私の御主人様」メイドコスは圧巻であった。衣装をたくさん作りすぎた為らしい。

告知されていなかったシークレットゲストとして登場した二人。ヲタエリはいつもの調子でマシンガントーク。元気そうで何より。そういえばまともに見るのは2004年のKフェス以来か。OVAの主題歌生ライブもあったのだが、これがまた電波ソング。ヲタエリ曰く、レコーディングしたばかりで歌詞を覚えていないとの事であったが、聴いた感じ、早口のラップにもかかわらずきちんと歌えていたと思う。今日のライブでは一番盛り上がっていたと思う。思わぬ形で3年ぶりに生歌も聴けて大満足。この歌、もしかしたら流行るかもしれない。

第1話のアフレコをしたばかりって、来月スタートなのに製作大丈夫なのであろうか。アフレコ時、絵は全部入っていたらしいけど。コナミ作品なだけに、侮れないかもしれない。

司会として千葉紗子中田譲治。二人ともエスカリボルグを手に持ち、「ぴぴるぴるぴる」まで言い出す中田譲治と、それを聞いて感激する千葉紗子桑島法子は告知されていなかったゲストの為、客席からどよめきが起こっていた。3作品から1問ずつクイズが出題されたのだが、桑島法子中原麻衣が同点で優勝。商品のドクロちゃんフィギュア他は大切にしてもらいたいものであろう。それにしても折笠富美子が最後の挨拶で言った一言「アフレコはいつですか……」が虚しかった。

第1話の上映とLOVERIN TAMBURIN によるEDの生ライブ。イベント開始後4時間経過してお疲れの人も多かったようで、ライブで座っていた人も多かった。

最後は、新作紹介が何本かあったけど、割愛。この辺とか参照を。仮面のメイドガイ紹介の際のドコモ2.0をパロったメイド2.0には笑った。

この他、合間に「カノッサの屈辱」をパロったジェネオンと日本のアニメの歴史映像が流れていたのだが、この映像が無駄にクオリティが高く、仲谷昇に扮した中田譲治も決まっており、観客一同大爆笑の連続であった。普通にオンエアしたり市販化されたとしても十分通用するクオリティだと思った。とはいえ、「平成」の代わりに「オタク」と書かれた紙を持った小渕恵三とか大月平八郎とか宮●駿とかヤバい箇所が多すぎるので、今回会場に来た人達だけのお楽しみとなるのもやむを得ないであろう。

ラストはほとんどの出演者が再登場して、毎年恒例サインボールコーナーだったのだが、2階席に「こはるびより」チームと「ななついろドロップス」チームが回ったのはいいとして、1階席はせいぜい中程までしか届いておらず、自分のいた後部席には全く飛んでこなかった(T_T)

イベント終了後、出口ではおみやげとして、いとうのいぢのイラストが入った時計を配られていた。

結局、今年も美味しいところは中田譲治に持って行かれたような気がする。一昨年は幕張メッセ、昨年は大宮ソニックシティ、そして今年は東京厚生年金会館。年々規模が縮小しているが来年は1000人程度の会場になるのだろうか。