次世代ワールドホビーフェア(3) バンダイのドラえもん・ザ・ロボット
第1回、第2回と色々と書いてきたが、最後はドラえもん関連の展示物をまとめて掲載する。公式には展示コーナーの一覧も掲載されているので併せてご覧ください。
ドラえもんステージイベント。クイズ大会他、ドラえもんと記念写真が撮れる撮影会も(要予約)
ステージの壁には歴代映画のポスターが。ステージのモニタにはイベントが行われていないときに歴代映画の予告編を流していた。わざわざリルルが全裸になっている場面でシャッターを押しているのはここだけの話。
抽選会脇の壁にも歴代映画のポスターを展示
一応、ステージイベントは人が多いし、隣のスロットマシンによる抽選会も盛り上がっている。しかし、通路反対側のコミック売り場には人が少ない。時折、子供が読みに来る事は読みに来るのだが、彼らが始めに手をつける本はたいていドラベースである。隣の物販コーナーはミルモを中心としたちゃお関係の本とかグッズが売られていたが、そちらの方が盛り上がっていて活気があった。斜め前が少年サンデー関係の物販コーナーだったので、そちらの方に設置した方がよかったかもしれない。少女漫画の隣では抵抗があったかも。
ドラえもん関係のコミックス売り場
ステージの裏側ではバンダイのドラえもん・ザ・ロボットとドラえもんカーの展示が行われていた。ドラえもん・ザ・ロボットの詳しい機能はバンダイの公式を見ればわかると思うので、ここでは写真だけ載せておく。
ドラえもん・ザ・ロボット(1)
ドラえもん・ザ・ロボット(2)
展示コーナーの壁にも大量に
ドラえもんカー
「ぼく、ドラえもん。」創刊PRコーナーには創刊号付録の展示も
会場で実際に見たドラえもん・ザ・ロボットについての印象を書いておく。来月発売されるドラえもん・ザ・ロボットは Version1.0 とのことであるが、はっきりいって、まだベータ版にも行かないアルファ版の状態であるのを無理矢理発売するような印象を受けた。対象となる購入者の層も今ひとつ飲み込めない。
ドラえもん・ザ・ロボットの値段は19,800円だそうだが、正直な話、この値段を出すくらいなら、ぼくドラえもんやてんとう虫コミックス全45巻の購入資金に回してほしいと思うのだが。そもそも、ドラえもん・ザ・ロボットをほしがる人はドラえもんグッズファンであって、ドラえもん漫画ファンとは違う部類というか価値観を持つ人なのだろうか。こういう書き方をすると、ドラえもんグッズを集めている人に対して偏見を持つような印象を持つかもしれないけど、そんな事はないです。そんな気持ちを本当に持っているのなら、ノーマッドぬいぐるみとかミルモのぬいぐるみを手元に置いたりなんかしないって(笑)。まあ、「原作厨うざい」と思った人は読み飛ばしてください。こんな一言で片づけられるなんて本当に便利な一言だよなあ。
ドラえもんグッズファンにとって、ドラえもんはミッキーマウスとかキティとかと同レベルで扱われていて、その中の一つとして、ドラえもんがある、そんな感じなのかよくわからない。オールナイト参加者の大半もそういう人たちである。せっかくドラえもんに興味を持っているのだから、漫画も読んでほしい。大人になってから読み返すと、子供の時には気づかなかった新しい視点で読む事が出来るのだから。
今回、初めて次世代ワールドホビーフェアに参加したが、思ったより低年齢層ばかりで立場が狭かった。また、今、子供達が夢中になっているものはよくわからないのだが、ロックマンとか名探偵コナンとか金色のガッシュベルとかクラッシュギアの方が勢いがあったのを見ると、おそらく人気があるのだろう。田宮模型のブースでは、ミニ四駆のようなものに人が群れていた。一定の周期でブームが訪れるんだな。
会場中が人だらけ
帰り道も人だらけ
それにしても人だらけで疲れた。
と書き終えたところで、このニュース。芸能人を使えばスポーツ新聞に記事になって、その分だけただで宣伝できるからな。もう毎度の事なのでコメントする気も失せる。歴代ドラえもん映画における芸能人の声優起用で成功したのは宇宙小戦争でギルモア役をやった八名信夫くらいか。今回も期待薄。