「45年後・・・」は大山ドラの最終回じゃないよ
最近になって「45年後・・・」がYouTubeに「旧ドラえもんの最終回」としてアップされたらしく、こちらのブログで取り上げられたり、他のブログでも取り上げている人が出てきている。
誤解している方が多いようなので書いておく。
「45年後・・・」は大山のぶ代版ドラえもんの最終回ではない。
2005年3月11日に放送された「45年後・・・」は30分番組の通常放送としては最後の放送であったが、実際には1週間後の2005年3月18日に1時間スペシャルとして「ドラえもん オールキャラ 夢の大集合スペシャル!!」が放送されている。紛らわしいのだが、そのスペシャルで放送された「ドラえもんに休日を?!」こそが大山のぶ代版ドラえもんの最終回であると言える。「ドラえもんに休日を?!」には数多くのキャラクターが登場し、大山ドラの最終回に花を添えるはずだったのだが、大山ドラ史上ワースト1、2位に入るくらいとんでもなく出来の悪い話で、大いに落胆させられたのはまた別の話題である。
付け加えておくと、さらに1週間後の2005年3月25日には前年春に公開された映画「ドラえもんのび太のワンニャン時空伝」が放送され、CMの前後には大山のぶ代をはじめとした旧声優陣が視聴者に向けてメッセージを送っていた。
ちなみに作品としてのドラえもんの最終回については藤子不二雄atRANDOMの「ドキドキ最終回ランド」で書かれているものが詳しいだろう。
このほか、通常放送の最終回として紹介しているブログも多数ある。日本語として間違いではないのかもしれないが非常に紛らわしい・・・。確実に言えるのは大山ドラの最終回ではないという事だ。という訳で、このブログのような書き方やこのような説明文をつけておくのが望ましいと思った。
さらに蛇足。旧ドラえもんという表記は藤子ファンの間では日本テレビ版ドラえもんを指す言葉として定着していたのだが・・・。