ドラえもん大胆改革案

昨年12月31日に放送された大晦日生放送特番の視聴率が関東地区で5.7%。実にめでたいね。あんな番組で高視聴率が取れても何も嬉しくない。

藤子・F・不二雄氏没後10年。落ちるところまで落ちたドラえもん。自分の最低限の願いは、内容よりも前に、OPがあって、Aパート、Bパート、場合によってはCパート、そしてED、次回予告という、基本的なフォーマットで番組を見せてくれということだが、テレビ朝日はそれすらもやる気がないようだ。

もうゴールデンではああいう番組しか放映できんのなら、金曜夜から撤退した方が良い。となると、土曜か日曜の午前中が相応しい。あの時間に放映されているアニメ・特撮は、(アバン→)OP→Aパート→Bパート→ED→次回予告という基本的なフォーマットが比較的守られている。ていうか、現在放映されているアニメで、ドラえもんの放送形態が特異すぎるのだ。しかしながら、現状では日曜朝は枠がない。他局との兼ね合いもあるし、他局でアニメを放映している時間帯にぶつけて少ないパイを奪い合うことは望ましくない。土曜も日曜も有力なのは7時台か10時半以降か。

あと、テレビ朝日にはろくな人材がおらんようだから、思い切って朝日放送(ABC)制作に変えてみてはどうか。私見ではあるが、テレビ朝日系で放送されている番組は、テレビ朝日制作よりABC制作の番組の方が、まだ、良心が残っているような気がする。

わさドラを始めた事の評価は、あえて、まだ下さないでおくが、大山ドラを終わらせたという点に関しては、今でも、大いに評価している。ドラえもんを巡る状況に異変が起こり始めたのはF氏が亡くなった前後からであると感じており、そして、それは現在進行形である。

アマ・ジャナというブログの「ドラえもん」の呆れた制作裏事情(3)にて自分が書き込んだ内容が取り上げられていた。

今年の映画「のび太の恐竜2006」の舞台挨拶に足を運んだ際、水田わさびさんのドラえもんの声を聴いて大喜びする子供達を多数目にして、子供達は新しいドラえもんをとっくに受け入れているという事で安心いたしました。子供達がせっかく馴染みつつあるのに短期間でまた声を変えることは逆効果である事は感じました。

まだだ。まだ終わらんよ。「老年期の終り」の終わりというSF短編を思い出した。





でも、言葉を返せば、金曜19時にもテレビ朝日にも、もう希望はないという事さ・・・。