Kフェス2004 (3)

まず向かったのは、イベントステージの「るちあのマーメイドビーチパーティ6」。別項目を参照してください。

終了後に控えているのはネギま!ではあるが、同時刻にMMVブースでふたりはプリキュアのステージイベントが行われるため、そちらを優先した。MMVステージに行くと、すでにかなりの客が集結していた。最前列のロープの前にお子様がいたが、ほかの客の大半はヲタだった。時刻は12時半となり、司会のお姉さんが登場。1回目よりはお子様が多いことを告げる・・・ってをひ。1回目のステージは開場後すぐだったようだが、ヲタしかいなかったのかよ。一応、一般人向けアニメだと思うのだが。そして、なぎさとほのかの必殺技がきこえた後、なぎさ役の本名陽子とほのか役のゆかなが登場した。本名陽子は黒、ゆかなは白の服で登場。事前に打ち合わせをしていたわけでもなく、偶然だったそうで、役になりきっているということを司会にもつっこまれていた。それにしても、ゆかなはなかなかグラマーである。必殺技を叫んでもらったりサービス満点のトークの後、OPとEDを歌っている五條真由美が登場。本名陽子とゆかなはいったん引っ込んでOPとEDを熱唱。共に何度聴いても名曲だけど、生歌はいいなあ。イベントステージではないので、飛びたい輩も自粛。ペンライトは振っていたけど。

歌い終えた後はサイン色紙争奪ジャンケン大会となったが、ネギま!ステージのDROPSも気になったので、MMVブースから離脱してイベントステージへと向かったが、近づくにつれて野郎共の図太いコールが聞こえてきた。ちょうどDROPSが生歌を歌っているところであった。昨日のネギま!イベントでは、アリーナ席はほぼ全員ペンライト装備でコール&ジャンピング。一般席は全員総立ちながらもペンライトとコールは所々だった。しかし、DROPSライブは一般席の後ろの方まで会場が一体となってペンライトとコールとジャンピングをしていた。ちょうど食事時ということもあって、ステージ隣のお食事コーナーには家族連れが大勢集結していたのだが、ステージの異様な盛り上がりを見て、引いていた。

その後、しばらく会場を回った後、ステージではテレビマガジンのイベントが始まり、いきなりささきいさおデカレンジャーのEDを歌っていた。歌い終えた後はさっさと引っ込んでいたが。生でもCDの声と全く変わらない。さすがである。客席を見ると、先ほどとはうってかわってヲタの姿は見あたらず、家族連ればかりだった。ステージの柵の外にネギま!イベント整理券所持者が列を作って待っていた。あとでわかったことだが、整理券は番号順の入場ではなく、会場に並んだ先着順とのことだったので、この時間から並んでいたらしい。会場内を回っていると、講談社のサイン会会場には安野モヨコ先生とコゲどんぼ先生がサインをしていた。コゲ氏は先日のブロッコリー・ザ・ライブの最後で花束を渡すためステージに上がったのを目撃したのだが、遠かったので、よくわからなかった。今回は至近距離で見ることができたが、以前、ネットで見た不気味な写真とは違って、ふつうのOLという感じだった。実際、この人って平日はOLだし。安野モヨコ庵野秀明の嫁さんでもある。さらに会場を回っていたら、なんと目の前をささきいさおが歩いていた。テレビマガジンのサイン会会場に向かうところだったのだ。会場内の端の方とはいえ、こんなに堂々と歩いているとは思わなかった。

キングレコードブースでは、DROPSの握手会が始まろうとしていた。ステージからは離れているため、ブースと専用通路との間にわずかに会場内を横切る必要があり、入場と退場の時には一時的に係員によりロープが張られた。DROPSの入場するところを見ていたのだが、金田朋子は背が低い。140cm台なのではなかろうか。年齢以外は声は小学生、体は中学生で止まっているようにも見えた。本当にあのまんまの地声なんだな・・・。神田朱未は、やはり丸顔だった。白石涼子野中藍は今ひとつ印象に残らない。國府田マリ子は、髪型が雑誌で見る写真と違っていたせいか、声を聞くまで他人のような気がした。

再び会場をぶらぶらした後、ネギま!ステージを見るため、少し早めにステージに向かった。ステージでは、まだミスマガジン2004のお披露目会をやっていたが、アリーナ席はカメラ小僧で埋まっていたものの、一般席はミスマガジン目当ての観客は少数で、ネギま!イベントで席を確保するため荷物を置いてどこかへ行った客が多数いた。非常に迷惑である。まあ、この場合、ミスマガジン2004のお披露目会がKフェス全体から見ても場違いのような気がした。全員露出度の高い水着着てたし。特に2004でオレンジ色の水着を着ていた娘は、かなり巨乳だったぞ。あんな刺激の強いものをお子様が大勢来ている場所で見せるのはいかがなものか。まあヲタの集団コールもお子様にとっては目の毒かもしれんが。

ネギま!ステージは、昨日と同じくスクールランブルから始まった。昨日は能登麻美子スクールランブルだけで引っ込んだが、今日はネギま!すてーじにも登場した。図書探検部の歌を期待していたが、それはなかった。最後の出席番号の歌でも、マイクの高さが合っておらず歌声が聞き取れなかった。

ところで、ネギま!ステージの司会をすべて担当したネギ先生役の佐藤里奈、自分自身の自己紹介を一度もしていなかったような気がするのだが、緊張からだったのか?

小学館次世代ワールドホビーフェアは、主なターゲットは小中学生男子であった。イベント全体も男の子向けのものが多い。女の子向けにちゃおもブースを出してはいるが。男子は気合い十分で朝早くから並び始める。その分、おっきなお友達の姿は非常に目立ち、行きづらい。ステージイベントも一番人気はおはスタの公開録音である。それに対して、講談社のKフェスの場合、主なターゲットがよくわからん。なかよしブースが隣のタカラのピッチブースとかなりスペースを取っていたので、女の子はKフェスの方が楽しめるような気がする。ただ、小学校中学年以上の男子は楽しめないと思った。タカラのサバイバルゲームもどき以外はガンダムのプラモ制作など、比較的地味である。その分、今回だけかもしれないが、オタクにとっては本能むき出しのイベントになった。ネギま!イベントの整理券や先行販売のチケットを入手するため徹夜する輩が多数いたらしいし。世の中のお父様方にとっては、テレビマガジンイベントでささきいさおの歌声を聞けたのはラッキーだったのではないかと思う。だが、どうも全体的に焦点が定まっておらず、中途半端な気がした。両者とも、入場料無料なのはよい。

まあ、こんなこと書いている自分自身がヲタなんだけどさ。ささきいさおを間近で見られたり、生で小清水亜美五條真由美の歌が聴けたり、ぴちぴちピッチステージが予想以上によかったり、能登麻美子を生で見られたり、金田朋子の背の小ささと幼児声を直に聞けたりと個人的には十分楽しめた。翌週にはキャラクターショーが控えているが、今年はGAラジオの公録が行われるわけでもなく、特にみたいイベントもなく、それでいて入場料1000円取られるのが惜しいので、行かないと思う。